入退室管理などのアクセスカード
アクセスコントロールカードには多くの用途があります。
建物や部屋への入退室を制限したり、PCやネットワークへの論理アクセスに使用することがますます増えています。
論理アクセスは企業に多くのメリットをもたらします。最も一般的な使用方法はPCやネットワークへのアクセスのために、アクセスカードをパスワードに加える、またはパスワードの代わりにアクセスカードを使用することができる「シングルサインオン」です。
入退室管理、出退勤管理、PCログオン管理などオフィスのセキュリティではMifare、Felicaなどの非接触ICカードが用いられています。GRASYSカードプリンターは非接触ICカードエンコーダーの搭載が可能で、カード発行と同時にICチップへの書き込みエンコードができます。 このため、外注などで社外へ個人情報を持ち出すこともなく非接触ICカードを用いたオフィスセキュリティを社内で管理することが出来ます。
入退室など、利用されるシステムがICチップに書き込んだ情報を登録して利用している場合とICチップ固有の番号を登録して利用している場合があり、後者のICチップ個別番号を利用している場合はICチップへのデータ書き込みは不要です。印刷の際に仕様に合ったICカードを使用するだけで発行することができます。あらかじめ、MifareやFelicaなど対応可能なICチップの種類や利用するICチップの情報などシステム側の仕様を確認しておくとスムーズに導入することができます。
ソリューション
GRASYS CARDソフトウェア非接触ICカード対応版(オプション)
非接触ICカードは国内では主にMifare（マイフェア）ICチップ内蔵カードとFelica（フェリカ）ICチップ内蔵カードが用いられており、それぞれに更に数種類のバージョンがあります。非接触ICカードへのデータ書き込み機能もMifare版とFelica版を用意しています。
Felica版・Mifare版ともに、印刷時にカードのICチップの固有番号であるIDm／UIDを読み取って記録することが可能で、この読み取り情報をセキュリティシステムの登録に使用することも可能です。
- Mifare版：Mifare1K・4KとMifareULシリーズのデータ書き込み（エンコード）に対応したバージョンです。
- Felica版：Felica Lite-Sのデータ書き込み（エンコード）に対応したバージョン。
＊それぞれのエンコードの実施にはオションの内臓エンコーダが必要です。
PCに接続したカメラの撮影画像やスキャナからカードデザインに画像を配置することも出来、あらかじめ８種類までのデザインを登録しておくと発行の都度変更が可能なため部署や組織に応じたデザインのカードを発行することが出来ます。
GRASYS純正ICカード
ICカードのメーカーによってはICチップがある部分のカード表面に僅かな凹凸があるため、その上に印刷すると印刷ムラが生じますがGRASYS純正の非接触ICカードはICチップ部分の表面に凹凸がほとんどないため印刷位置を気にせず使用することができます。
比較的短期用途のICカードにおすすめ！ スティッキーカード
スティッキーカードは裏面が糊加工された極薄のカードで、印刷後にICカードへ貼り付けて使用します。剥がすことも可能なため単価の高いICカードを回収して印刷部分を剥がして再利用することができます。
スティッキーカードを使用するとICカードの再利用ができるため、カードの利用期間が短期の場合はコスト削減が可能になります。
利用例
入退室管理カード
Mifare、Felicaなどの非接触ICチップ入りのカードに印刷とデータ書き込みができます。
アクセス管理カード
入退室管理だけでなく、PCログインなどセキュリティやコピー機へのアクセス用のカード発行にも対応可能です。
